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虐待を生きて~kasumi&michieのキルティング人生と快復~

虐待の連鎖を切る手助けをしたい。。 これからは、一緒に歩いていこうね。 2010年私なりの終止符うちました。 新しい道はどんな道??

   
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 私はもうサバイバーから卒業したのかな?と思っている。 もう、かつて

の傷ついた子どもから、傷を癒せる大人になってきてると思う。ずっと、小

さいお姉ちゃんの力は借りて生きて行きたいし。 大人の私より、行動力い

ざとなったときの判断力は抜群なのだ。 それも、私自身が耐えられなかっ

た子どもの心をすべて引き受けてくれていたのだから当然と言えば当然

の事。

 

子どもに守られているなんて・・・と笑う人がいるかもしれない。 だけど、実

際私はそうやって生きてきたし、娘の力も借りて生きている。 私のままで

いること。自分を大切な人だと思うことで、どんどんかみ合わなかった歯

車が回りだす。 嫌だって言っても良いんだと、危険な場所から逃げる事、

助けて欲しいということ。 本当に大切なことだと思う。私は大切な人なん

だ。そして、あなたも大切な人。 一人、一人が平等に与えられている人権

は、きちんと守られるべきであり、また子どもは大人の手でしっかり守って

いく。 私は優しい社会を作れる大人を増やしたい。そして、いつかきっ

れは実現する。 そんな夢を、大きな夢を持ち続ける事ができる大人の背

中を子どもに見せていける大人でありたい。 私は「ちいさいゆりさんに、

なりたい」。 2005年9月9日 夢は大きく、そして願っていれば実現できる

はず・・・。(笑)

 

 

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 2005年春から、CAPの活動を始めた。 CAPそのものは10年前から知っ

ていた。でも近寄りがたかった・・・。たぶん、自分自身の傷に触れたくな

かったのだろう。

今、わたしにとってもCAPはまさに私の居場所であり、応援団でもあり、楽

に呼吸ができる場所でもある。 6月、7月にスペシャリストの研修を受け

て、もうすぐCAPデビューもある。  今までは、頑張っている自分自身に

「もしかしたら私は変な人?」という考え方がこびりついていて、自信を持

っていることでも、あとで必ず嫌な事が起きるのではないか?良い事ばか

りは続かないと不幸を数えてしまっていた。でも、でも今年は何かが違う

のです。後から、後から使い果たしたはずのエネルギーがどんどん沸い

てくる。まさしく、エンパワメント(内なる力)されている自分がここにいる。

父と言い合いをした夜に妹に電話をして、泣いた。

妹は、「お姉ちゃんはどうしてそう、なんでもすべてを受け入れようとしてし

まうんだろうね。もう、仕返ししようよ。お姉ちゃんができないなら私がや

る。」そんな風に話していた。 私は本当は言い争うとか、けんかとかは余

り好きじゃない。でも、守りたいことがあればとことん戦う。周りからなんて

いわれてもいい。そんなことは関係ない。今、そうしなければ自分じゃなく

なる。 

  そんな性格だと思う。・・・がしかし、自分の事になるととたん

に、戦闘モードでなくなる。とても不思議な事だけれど、自分を中心に争う

のはとても、苦手なのです。 娘が 「うちの母、自分の事より 人の事」と

いう川柳を作った。聞いたとたんに、ごもっともでございますと、爆笑した。

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  私はそうじゃないですよ、私にとって一番やっかいなkasumiという

性虐待被害者をつくったのは、おとうさん、あんたですよ。」と思っていた。  

kasumiの実父は、性虐待のサバイバーが、その後に問題を

引きずることも知識として持っていた。

しかし、それは大変偏見に満ちた知識だった。知り合いの70歳くらいの

おばあさんが、夫がいるのに長年たいへん気が多く、何人もの

男と付き合っていた。

  いろいろ聞くと、そのおばあさんは若いころに、学校の先生に

「ヤラレていた」、「一度ヤラレるとそれが刺激になるのか、

そういう体質になるようだ。」

  性虐待のサバイバーのもつ性意識の混乱も、興味本位に

被害者悪者説をとると、こういったことになるのだろう。

  森田ゆりさんに解説してもらい理解できたが、実父が語った

それらの話も、己の加害を正当化し都合よくしようとするために出た

話のように思えた。

 ○ 森田ゆりさんに報告 札幌の集会で再会した森田ゆりさんに、

実父とkasumiとの対決、その後の実父の対応の変容等を伝える。

しらを切りとおす様子等、典型的な否認であること。

加害者は被害者ほど、罪の意識を感じておらず、自分に都合のいい

理屈を出来事につけていることが多いこと。

中にはまるっきり出来事を忘れてしまっている加害者もいることなどを

話しておられた。  対決することは大変危険と勇気とエネルギーが

必要なことで、対決したことで調子をくずす人も中にはいるそうである。 

2005.9.9  kasumiの夫ken

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 札幌に行く用事の途中、車で2時間ほどの実父の家をkasumi夫

一人で訪問した。

 出発する時、kasumiは「私は、自分と同じ境遇の子を助けたい。

それと虐待してしまう親も苦しいんだって思うから、その親のケアも

したいって思っているんだってこと、クソオヤジに伝えてきてね。」と

目に涙をためて言っていた。なぜ、心底恨めないのかなと思う反面、

それがkasumiなのだとも思う。

 実父には、改めて現在のkasumiの到達点、活動などを表明するのが

目的だった。 前日、訪問は伝えてあったので、実父は家で待っていた。  

ちょうど昼過ぎに到着したので、実父は「昼はまだなのか?」と言って、

目玉焼きを作ってくれる。目玉焼き2個のまわりには、2センチくらいに

切ったバナナが乱雑に並んでいる。

「牛乳は飲むか?」「ヨーグルトは食べるか?」と次々出してくれる。

  しばらく沈黙が流れたので、「来る途中は雷がなっていました。」と

天気の話から切り出す。  実父は「ここB市は、昔は寒かったが、

最近は暖かくなった。これも温暖化の影響だろうか。」と言う。

 実父は、ある町役場に勤め、課長まで務めた男だったが、

ある不祥事に巻き込まれ定年を待たずに退職、それ以来現在まで、

経営コンサルタント業を自営している。

どのくらい収入があるのか、どのくらい借金があるのかもまったく

不明だが、話はいつも壮大で、「ロシアの開発」とか、「中国のガス」、

「200億の利ざやを稼ぐ」と言った話が長々と飛び交う。

 今回も、B市の天候の話をきっかけに、自分の事業の話になり、

「北海道に20万人のフリーターの若者を連れてきて、そこで事業を

行い、利潤を福祉に活用する」という大規模開発プログラムの夢を

1時間近く語っていた。  

ちょうど1時間が過ぎ、私が時計に目をやっていると、突然話を切り上げ、

「ところでそっちは何の話だ。」と聞くので、kasumiが通っていた

森田ゆりさんの監修の性虐待被害者の証言集『沈黙をやぶって』を

見せ、「この人がkasumiのかかっていたカウンセラー・セラピストの

森田ゆりさんです。」と紹介する。 実父は、本をぱらぱらとめくりながら、

私の顔、目をしっかりと見つめながら、「こういう先生でも、本当に

被害を受けているのか、その人の妄想なのかは、結局わからないだろうな。」

言う。

 私は、今現在に表れている症状や傾向から、過去にあったであろうこと

がほぼ推察できることを説明するが、実父はそれでも繰り返し、「しかし、

中には友だちから聞いた話を、あたかも自分があったことであるように勘

違いすることもあるんだ。あったかどうかは、わからないだろう。」と言う。  

私は、いくぶんのいやみをこめ、「そうですね。過去のことですからね。神

様のビデオテープでもなければわかりませんね。」と言う。そんな話ばかり

していてもらちがあかないので、「kasumiは、自分のような虐待を受ける

子が少しでも減るようにと、今活動している。」、「そんな考えから里親にも

なったんです。」「それに虐待してしまう親も十分に愛をもらっていないこと

が多いので、そんな親の支援もしているのす。」と伝えると、「それはたい

へんごくろうなことだ。」とねぎらいの表情を浮かべる。  こちらが、4ヶ月

間、姉妹を預かったこと。その上の子に性虐待が疑われる様子があった

こと。しかし、結局家にもどることになったことを話すと、「自分の娘にそん

なことをする親なんて信じられない。そんな親は、頭がおかしいんだ。だ

から、そんな家に子どもをもどしてはいけない」と、気の毒そうな顔を浮か

べて語る。  私は、まったく悪びれず、おどおどする様子もなく、堂々とこ

ちらの目を見て語る実父に、一種恐ろしささえ感じ、「この人は、すべてを

忘れてしまったのだろうか?」と一瞬思った。  しかし、先日のkasumiの

電話での突然の指摘には、明らかに動揺を示していたし、忘れているわ

けではないだろうと考え直した。すると、kasumiが言っていた、「離婚する

ときに、家裁の調停で話す内容を、実父が家で練習していた。」ということ

を思い出した。 こちらは、昨日訪問を伝えてあるので、時間はたっぷりあ

った。その間に、『性虐待とは縁もないよい父、娘を心配する父』を演ずる

練習をしたのだろうと合点がいった。kasumiの実父は、2時間15分の訪

問中、それを貫き通した。最後に車に乗るときに、「これからも、そうした

子どもたちを一人でも救うためにkasumiは、がんばりますから。」と伝える

と、「そうか、(性虐待を受けた子の世話とは)やっかいなことに手をつけ

たな。」と、腕を組んでいた。 (この会話は2005年に北海道で虐待防止学

会が開かれたときの事である。

ここからkasumiの考え 夫が出かけていく時に、これ以上彼が傷つかないようにと思う

のと同時に、私が生きて 取り組もうとしている事を理解してもらいたいと

いう気持ちがまだ・・・あったらしく何 だぐみながら夫を見送っている。 夫

は、「子どもってこんなにも親に期待しているんだ。」と身をもってしったと

あとで 教えてくれた。  夫や他人からすると「極悪人」にさえ見える人が

子どもの立場になると「父」という 仮面をかぶっている。  しらばっくれた

り、知識としてあれこれ説教臭く話をする姿は想像できるものだから、 

「もう、この人は人の心を持っていない」と判断した。 そして私も、同じこと

が他人の見の上に起きたとしたら、自分はどう考えるのか?と自分に課

題を渡した。当然怒るし、憤る。娘だったからといって「我慢」しなければな

らないことはないんだ。  娘の役を終わらせたときから、とても楽になっ

た。 誰にも相談できずにいた私をだれも暴力の穴からは救ってくれなか

ったけれど。  大人になって、夫や友人や多くの仲間達にいろいろ支えて

もらった事は、とてもうれし いことだったし、その支えに感謝で着るように

なってきたことも、凄いと思う。 多分、私は親の葬式には行かない。 そ

の理由は、「葬式」をぶち壊さないため。 それが私にできる一番の親孝

行だと思う。 親戚の人は、私を非難するだろう。  それでも、私は私であ

るために、行かない選択をとりたい。 「いい人だったね」とは見送れな

い。  いままで抑えてきた感情がどうあふれ出てくるか計り知れないの

だ。  いつでも怒っているわけではないけれど、ふつふつと沸いて来るも

のは、多分きっかけがあったら、爆発してしまうだろう。 夫は自分が代わ

りに行くと言ってくれているが、その様子を聞くのも腹立たしいかもし れ

ないので、それはその時に考える。 結婚式のように、「花嫁の父」を演じ

られてもね・・・と思うのだ。あなたも子どもの時 に大変だったかもしれな

い、でもそれを私に八つ当たりした事実は消えない。 私の心を壊した事

実は消えない。)夫が出かけていく時に、これ以上彼が傷つかないように

と思うのと同時に、私が生きて取り組もうとしている事を理解してもらいた

いという気持ちがまだ・・・あったらしく何 だぐみながら夫を見送っている。  

夫は、「子どもってこんなにも親に期待しているんだ。」と身をもってしった

とあとで 教えてくれた。夫や他人からすると「極悪人」にさえ見える人が

子どもの立場になると「父」という 仮面をかぶっている。  しらばっくれた

り、知識としてあれこれ説教臭く話をする姿は想像できるものだから、 

「もう、この人は人の心を持っていない」と判断した。  そして私も、同じこ

とが他人の見の上に起きたとしたら、自分はどう考えるのか?と自分に

課題を渡した。当然怒るし、憤る。娘だったからといって「我慢」しなけれ

ばならないことはないんだ。娘の役を終わらせたときから、とても楽になっ

た。誰にも相談できずにいた私をだれも暴力の穴からは救ってくれなかっ

たけれど。  

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翌日早朝、実父から電話あり。kasumiの夫である私が出ると、安心したように、「スズキくんか。kasumiから電話来たがどうしたんだ。」と、kasumiが電話した本題についていろいろ聞いてくる。前日kasumiが指摘した近親姦については極力触れないようにしているのがわかる。 こちらが、「kasumiがうつ病だったのは、kasumiの小さいころに会った出来事が原因なのです。そのために、西宮まで通ってカウンセラーにみてもらっているのです。」と、話題を出すと、「いくらカウンセラーと言ったって、本当に小さいころに何かが、あったのか、その人の思い違いなのかは、わからないだろう。」と言う。実父は、自分の言い分や考えに反論されると、それに対して何十倍にも反論してくる性格であるのを、私も知っているので、「はあ、そうでしょうかねえ。」などと答える。 すると、何を思ったのか、「kasumiの母親も淋病になったことがあるけれど、病院(婦人科)で治療したら他の病気が移ったという話を聞いたことがあるから、母親にも自分が薬をつけてやった。いとこの子も病院に行かないで治した。そういうことなのに誤解しているんだ。kasumiは(精神的に)大丈夫なのか?」と言う。 最後に私に「kasumiをたのむ。」と言った。 

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