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虐待を生きて~kasumi&michieのキルティング人生と快復~

虐待の連鎖を切る手助けをしたい。。 これからは、一緒に歩いていこうね。 2010年私なりの終止符うちました。 新しい道はどんな道??

   
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 去年も参加して、脳のしくみについてなるほどなぁ。。。と思う事が多かった。

今年も、開催することにあたり、聴こえない人への配慮があり、2人の参加者があった。

二人とも、長く活動を共にしてきた人たち。

先週チラシをもらい、配って歩き、メールで参加を呼び掛けた。

聴こえない人にとっても、脳梗塞とかは聴こえる人とおなじように起きる可能性があるから。

ただ、隣で寝ている家族のいびきの音には気がつけないし、早期発見が無理な時もありうる。

いろんな新しい事がわかるたびに思うけれど、おんなじ国に生まれて来ても、情報に差があるんだということ。

またしても、置いてきぼりになっていくんだという事実。

けれど、今回通訳者が立つことで気づきがある医療関係者はいるだろう。
けれど、函館市内の病院で即座に手話がわかる関係者は皆無。


20年前に私が職業病で倒れた時に、通訳者がいなくなり、聴こえない世界では「無医村」と同じになった時と、そう変わらないのかもしれない。


今日は、障がいがあっても、なくても安心して住める終の棲家を作ろうと活動しているAさんの横で、メモを取った。

資料にかけるだけの情報を書いて渡した。

私達聴こえる人間は聞きながらメモを取る。
大切なことは記録する。

でも、彼らはそれができない。

理事会の時に、「俺が行ってもいいのか?」と聞くのでもちろん。私も行くからと誘った。

知りたいことがいっぱいだろう。
聞きたいこともいっぱいあるだろう。


通訳付きって書いていないとそこは門が閉じているのと同じなのだ。

なんだろう?と思っても、そこには何があるのかわからない。

いつまでたっても戦時中と同じだと彼らは笑うが、本当なら笑いごとではない。

聴こえる人が楽しめて、聴こえない人が楽しめないっておかしいでしょ。


見えるんだからしあわせか?

見えない人よりましでしょ?とかいう人も多いけれど、孤独って会話する相手がいないって淋しいよね。

見てわからない障がいの重さはいつになったらわかる国になるんだろうか?


通訳者の数が増えないのはしんどいからだ。

身につけるまでの期間と、その報酬が割にあわないし、無理すると体が壊れる。

10年経ってまだひよこ。

一人前になるまでには、何年待てば聴こえない人が楽しい世界がやってくるんだろう・・・と久しぶりに考えた日でした。


高次脳機能障害の当事者でDrの山田規畝子さんのお話は深かった。
そして彼女も息子がいるから「生きる」って思うと言っていた。



そして、偶然かなその山田さんが脳の快復に使って来た時間と、私が心の快復に使って来た時間が同じだった。去年手にした本は難しくて半分しか読んでいない。(笑)

なので、言葉を掛けたくて本を買い、サインをしてくれるという事だったので並んだ。

そして、「生きて!」と言葉を書いてもらった。

当事者ですか?と聞かれたので、外傷はないけれど、虐待の後遺症みたいなものがたくさんあって脳の認知の回路が歪んでいるみたいなんですと、話すと「今も死にたいの?」と聞かれた。

「先生と同じく子どもがいるので、今は考えないけれど苦しい時があります」と答えたら、「仲間やね」と手をだしてくれて握手した。

「連絡できる方法ある?」とさらに聞かれたので、名刺を渡した。
自分も、HP探してメールしますと、答えていた。

神経心理学という言葉で説明されていたことがとても興味がある。

連絡が取れて、また話せるといいなと思う人だった。

脳の仕組みについて、聴ける人ってそんなにいないだろうし、いまさらっと、本を読んだら、飲んでる薬は同じだった。

まじめに虐待を受けた人のための治療施設作ってくれないかな?


子どもだから、親が頑張ってくれるならできるかもしれないが、その親が不適切な扱いをするんだから、どうにもできないんだろうか?


またまた、こどもも置いてきぼり。

声なき声はどこにも届かないのかな?



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