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虐待を生きて~kasumi&michieのキルティング人生と快復~

虐待の連鎖を切る手助けをしたい。。 これからは、一緒に歩いていこうね。 2010年私なりの終止符うちました。 新しい道はどんな道??

   

カテゴリー「加害者父との対決(夫kenが書いています)」の記事一覧

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  私はそうじゃないですよ、私にとって一番やっかいなkasumiという

性虐待被害者をつくったのは、おとうさん、あんたですよ。」と思っていた。  

kasumiの実父は、性虐待のサバイバーが、その後に問題を

引きずることも知識として持っていた。

しかし、それは大変偏見に満ちた知識だった。知り合いの70歳くらいの

おばあさんが、夫がいるのに長年たいへん気が多く、何人もの

男と付き合っていた。

  いろいろ聞くと、そのおばあさんは若いころに、学校の先生に

「ヤラレていた」、「一度ヤラレるとそれが刺激になるのか、

そういう体質になるようだ。」

  性虐待のサバイバーのもつ性意識の混乱も、興味本位に

被害者悪者説をとると、こういったことになるのだろう。

  森田ゆりさんに解説してもらい理解できたが、実父が語った

それらの話も、己の加害を正当化し都合よくしようとするために出た

話のように思えた。

 ○ 森田ゆりさんに報告 札幌の集会で再会した森田ゆりさんに、

実父とkasumiとの対決、その後の実父の対応の変容等を伝える。

しらを切りとおす様子等、典型的な否認であること。

加害者は被害者ほど、罪の意識を感じておらず、自分に都合のいい

理屈を出来事につけていることが多いこと。

中にはまるっきり出来事を忘れてしまっている加害者もいることなどを

話しておられた。  対決することは大変危険と勇気とエネルギーが

必要なことで、対決したことで調子をくずす人も中にはいるそうである。 

2005.9.9  kasumiの夫ken

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 札幌に行く用事の途中、車で2時間ほどの実父の家をkasumi夫

一人で訪問した。

 出発する時、kasumiは「私は、自分と同じ境遇の子を助けたい。

それと虐待してしまう親も苦しいんだって思うから、その親のケアも

したいって思っているんだってこと、クソオヤジに伝えてきてね。」と

目に涙をためて言っていた。なぜ、心底恨めないのかなと思う反面、

それがkasumiなのだとも思う。

 実父には、改めて現在のkasumiの到達点、活動などを表明するのが

目的だった。 前日、訪問は伝えてあったので、実父は家で待っていた。  

ちょうど昼過ぎに到着したので、実父は「昼はまだなのか?」と言って、

目玉焼きを作ってくれる。目玉焼き2個のまわりには、2センチくらいに

切ったバナナが乱雑に並んでいる。

「牛乳は飲むか?」「ヨーグルトは食べるか?」と次々出してくれる。

  しばらく沈黙が流れたので、「来る途中は雷がなっていました。」と

天気の話から切り出す。  実父は「ここB市は、昔は寒かったが、

最近は暖かくなった。これも温暖化の影響だろうか。」と言う。

 実父は、ある町役場に勤め、課長まで務めた男だったが、

ある不祥事に巻き込まれ定年を待たずに退職、それ以来現在まで、

経営コンサルタント業を自営している。

どのくらい収入があるのか、どのくらい借金があるのかもまったく

不明だが、話はいつも壮大で、「ロシアの開発」とか、「中国のガス」、

「200億の利ざやを稼ぐ」と言った話が長々と飛び交う。

 今回も、B市の天候の話をきっかけに、自分の事業の話になり、

「北海道に20万人のフリーターの若者を連れてきて、そこで事業を

行い、利潤を福祉に活用する」という大規模開発プログラムの夢を

1時間近く語っていた。  

ちょうど1時間が過ぎ、私が時計に目をやっていると、突然話を切り上げ、

「ところでそっちは何の話だ。」と聞くので、kasumiが通っていた

森田ゆりさんの監修の性虐待被害者の証言集『沈黙をやぶって』を

見せ、「この人がkasumiのかかっていたカウンセラー・セラピストの

森田ゆりさんです。」と紹介する。 実父は、本をぱらぱらとめくりながら、

私の顔、目をしっかりと見つめながら、「こういう先生でも、本当に

被害を受けているのか、その人の妄想なのかは、結局わからないだろうな。」

言う。

 私は、今現在に表れている症状や傾向から、過去にあったであろうこと

がほぼ推察できることを説明するが、実父はそれでも繰り返し、「しかし、

中には友だちから聞いた話を、あたかも自分があったことであるように勘

違いすることもあるんだ。あったかどうかは、わからないだろう。」と言う。  

私は、いくぶんのいやみをこめ、「そうですね。過去のことですからね。神

様のビデオテープでもなければわかりませんね。」と言う。そんな話ばかり

していてもらちがあかないので、「kasumiは、自分のような虐待を受ける

子が少しでも減るようにと、今活動している。」、「そんな考えから里親にも

なったんです。」「それに虐待してしまう親も十分に愛をもらっていないこと

が多いので、そんな親の支援もしているのす。」と伝えると、「それはたい

へんごくろうなことだ。」とねぎらいの表情を浮かべる。  こちらが、4ヶ月

間、姉妹を預かったこと。その上の子に性虐待が疑われる様子があった

こと。しかし、結局家にもどることになったことを話すと、「自分の娘にそん

なことをする親なんて信じられない。そんな親は、頭がおかしいんだ。だ

から、そんな家に子どもをもどしてはいけない」と、気の毒そうな顔を浮か

べて語る。  私は、まったく悪びれず、おどおどする様子もなく、堂々とこ

ちらの目を見て語る実父に、一種恐ろしささえ感じ、「この人は、すべてを

忘れてしまったのだろうか?」と一瞬思った。  しかし、先日のkasumiの

電話での突然の指摘には、明らかに動揺を示していたし、忘れているわ

けではないだろうと考え直した。すると、kasumiが言っていた、「離婚する

ときに、家裁の調停で話す内容を、実父が家で練習していた。」ということ

を思い出した。 こちらは、昨日訪問を伝えてあるので、時間はたっぷりあ

った。その間に、『性虐待とは縁もないよい父、娘を心配する父』を演ずる

練習をしたのだろうと合点がいった。kasumiの実父は、2時間15分の訪

問中、それを貫き通した。最後に車に乗るときに、「これからも、そうした

子どもたちを一人でも救うためにkasumiは、がんばりますから。」と伝える

と、「そうか、(性虐待を受けた子の世話とは)やっかいなことに手をつけ

たな。」と、腕を組んでいた。 (この会話は2005年に北海道で虐待防止学

会が開かれたときの事である。

ここからkasumiの考え 夫が出かけていく時に、これ以上彼が傷つかないようにと思う

のと同時に、私が生きて 取り組もうとしている事を理解してもらいたいと

いう気持ちがまだ・・・あったらしく何 だぐみながら夫を見送っている。 夫

は、「子どもってこんなにも親に期待しているんだ。」と身をもってしったと

あとで 教えてくれた。  夫や他人からすると「極悪人」にさえ見える人が

子どもの立場になると「父」という 仮面をかぶっている。  しらばっくれた

り、知識としてあれこれ説教臭く話をする姿は想像できるものだから、 

「もう、この人は人の心を持っていない」と判断した。 そして私も、同じこと

が他人の見の上に起きたとしたら、自分はどう考えるのか?と自分に課

題を渡した。当然怒るし、憤る。娘だったからといって「我慢」しなければな

らないことはないんだ。  娘の役を終わらせたときから、とても楽になっ

た。 誰にも相談できずにいた私をだれも暴力の穴からは救ってくれなか

ったけれど。  大人になって、夫や友人や多くの仲間達にいろいろ支えて

もらった事は、とてもうれし いことだったし、その支えに感謝で着るように

なってきたことも、凄いと思う。 多分、私は親の葬式には行かない。 そ

の理由は、「葬式」をぶち壊さないため。 それが私にできる一番の親孝

行だと思う。 親戚の人は、私を非難するだろう。  それでも、私は私であ

るために、行かない選択をとりたい。 「いい人だったね」とは見送れな

い。  いままで抑えてきた感情がどうあふれ出てくるか計り知れないの

だ。  いつでも怒っているわけではないけれど、ふつふつと沸いて来るも

のは、多分きっかけがあったら、爆発してしまうだろう。 夫は自分が代わ

りに行くと言ってくれているが、その様子を聞くのも腹立たしいかもし れ

ないので、それはその時に考える。 結婚式のように、「花嫁の父」を演じ

られてもね・・・と思うのだ。あなたも子どもの時 に大変だったかもしれな

い、でもそれを私に八つ当たりした事実は消えない。 私の心を壊した事

実は消えない。)夫が出かけていく時に、これ以上彼が傷つかないように

と思うのと同時に、私が生きて取り組もうとしている事を理解してもらいた

いという気持ちがまだ・・・あったらしく何 だぐみながら夫を見送っている。  

夫は、「子どもってこんなにも親に期待しているんだ。」と身をもってしった

とあとで 教えてくれた。夫や他人からすると「極悪人」にさえ見える人が

子どもの立場になると「父」という 仮面をかぶっている。  しらばっくれた

り、知識としてあれこれ説教臭く話をする姿は想像できるものだから、 

「もう、この人は人の心を持っていない」と判断した。  そして私も、同じこ

とが他人の見の上に起きたとしたら、自分はどう考えるのか?と自分に

課題を渡した。当然怒るし、憤る。娘だったからといって「我慢」しなけれ

ばならないことはないんだ。娘の役を終わらせたときから、とても楽になっ

た。誰にも相談できずにいた私をだれも暴力の穴からは救ってくれなかっ

たけれど。  

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翌日早朝、実父から電話あり。kasumiの夫である私が出ると、安心したように、「スズキくんか。kasumiから電話来たがどうしたんだ。」と、kasumiが電話した本題についていろいろ聞いてくる。前日kasumiが指摘した近親姦については極力触れないようにしているのがわかる。 こちらが、「kasumiがうつ病だったのは、kasumiの小さいころに会った出来事が原因なのです。そのために、西宮まで通ってカウンセラーにみてもらっているのです。」と、話題を出すと、「いくらカウンセラーと言ったって、本当に小さいころに何かが、あったのか、その人の思い違いなのかは、わからないだろう。」と言う。実父は、自分の言い分や考えに反論されると、それに対して何十倍にも反論してくる性格であるのを、私も知っているので、「はあ、そうでしょうかねえ。」などと答える。 すると、何を思ったのか、「kasumiの母親も淋病になったことがあるけれど、病院(婦人科)で治療したら他の病気が移ったという話を聞いたことがあるから、母親にも自分が薬をつけてやった。いとこの子も病院に行かないで治した。そういうことなのに誤解しているんだ。kasumiは(精神的に)大丈夫なのか?」と言う。 最後に私に「kasumiをたのむ。」と言った。 

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ある日の朝、どうしても実父に電話する必要があったkasumiが、実父に

電話していた。なんの話からか、実父が「おまえは、頭がおかしい。狂って

いる。キチガイか?」と言い始める。 しばらくは、相手にせず冷静に話し

ていたkasumiだったが、しばらくあと反撃に出た。  「パパ、私、いまだに

納得できないことがあるの。なんで、私があんたとセックスしなくちゃならな

かったの?パパ、なんであんなことしたの?」実父は、突然出された話に

明らかに動揺し、「おまえ何言ってるんだ。お前、夢でも見たんじゃない

か?おれがいつそんなことをしたんだ!お前、頭、おかしいんだ。キチガ

イだ。」と怒鳴る。  kasumiは、泣きながらも、「なにしらばっくれてるの!

12歳から20歳までセックスしたでしょ!あんた最後の時になんて言ったか

覚えてる?『おまえもオンナになったな。』って言ったじゃない。私は覚えて

るから。」と、くらいつき、離さない。「私は、パパに大切にしてほしかった

んだよ。なんで私を大切にしてくれなかったの?」実父は、「何故、大切に

してくれなかったのか?」という言葉には返す言葉を失ったのか、しばらく

無言だったが、「なに変なこと言ってるんだ。お前、あたまおかしいんだ。」

と言い捨て、一方的に電話を切った。  kasumiは、ワナワナと振るえ、ボ

ロボロと泣いていたが、勇敢だった。話していたのは 、いつものkasumi

ではなく、中学生くらいの『おねえちゃん』だった。イントネーションや、声

の出し方も、中学生になっていた。 (この反撃は予想していたものではな

く、私のなかで「怒り」がわいて言葉にでたものだった。夫が言うように、大

人のわたしではなく、インナーチャイルドのおねえちゃんが 怒りをぶちま

けたのだろうと思う。 大人の私は「何を言っても無駄だ」とあきらめの気

持ちが大きく、父に逆らうこともしないで我慢して育った。 だけど、もう親

に依存しなくても自分の力で動き、生きている人間なんだとこの時に実感

したのだった。 おねえちゃんは、私が大人の感覚で躊躇しているとき

に、すっと背中を押してくれる。 いつでも、子どもの視点で考えられるよう

に「こっち、こっち!」を手をひぱっていてくれる。そんな感じでいる。彼女

を尊重しつつ、相談もしてこれからも生きて意向と思う。 10歳だった子が

成長したのか?とゆりさんに聞いた時に、「別の子だと思うわ」と 話をし

ていた。 何人いても困る事はないし、応援団が増えてると思って、彼女ら

の気持ちを受け止めたいと思う。

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