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虐待を生きて~kasumi&michieのキルティング人生と快復~

虐待の連鎖を切る手助けをしたい。。 これからは、一緒に歩いていこうね。 2010年私なりの終止符うちました。 新しい道はどんな道??

   
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  • 2007/01/23 (Tue)
  • かすみのうつ病とかすみの幼いころの出来事(

かすみのうつ病は、私にとっては突然にやってきた。それまでも、時々体

調を大きくくずすことがあったので、またそんなものかという程度の思いし

か私にはなかった。しかし、かすみにはいろいろ苦しい思いがあったのだ

ろう、やたらうつ病理解のための本を買ってきては、私に読むように勧め

ていた。本には、「無理はしない、させない」「がんばれ、がんばれと言って

はダメ」というようなことが書かれていた。互いに多忙だったこともあり、そ

れまでも家庭で夕食をとることが少ない家族だったが、うつになってから

は、特にかすみが食事をつくることが減っていった。私は、自分ができるこ

とをと、できるだけ家事をするようにしたが、あまりうまくはいかなかった。

夫婦共稼ぎで、家事も夫婦で分担しておこなっているという人にぜひ聞い

てみたいと思うのだが、私の場合は家事をしても、どうしても「やってやっ

た。」という思いが強く出てしまった。

「妻は、料理してあたりまえ。しかし、夫の自分は、わざわざ料理してやっ

たのだ。」という気持ちが、知らず知らずに出てしまい、恩をきせたり、あり

がたがることを、妻ばかりか娘にまで強要したりしていたと思う。私は、妻

に代わって家事をしてはイライラし、家事をやめてはイライラするという悪

循環にどんどんはまっていった。 かすみが退職した年の秋に、私はある

被虐待児童に関わる研修を受講した。研修受講の直接的な動機は、職

場での荒れている子の問題のヒントを得たいというものであったが、私は

その研修で、性虐待の悲惨さ、恐ろしさ、むごさを、これでもかこれでもか

と知らされたのだった。研修は二日間であったが、二日目の研修が終わ

るころには、私は身も心もフラフラで、愕然とするような思いで、やっとのこ

とで家に帰り着いた。

聖書の中に「汝、死の谷の陰を歩むとも。。」という一節がある。聖書の中

では、「そのような恐ろしいところにいても、イエス・キリストが共にいます

よ」という意味であるが、私が研修で知ったのは、性虐待を受けて生きる

とは、まさに「闇の中一人で死の谷の陰を歩きつづける」に等しいことなの

だということだった。

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