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虐待を生きて~kasumi&michieのキルティング人生と快復~

虐待の連鎖を切る手助けをしたい。。 これからは、一緒に歩いていこうね。 2010年私なりの終止符うちました。 新しい道はどんな道??

   
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お家に一緒に帰ろう(面接)

 小さいおねえちゃんとの、2度目の対面。

このときは、スヌーピーを連れて行った。

飛行場にいくまえから、ドキドキしていて不安だった。

夫もその様子がわかるようで、「無理しなくても良いんだよっ」て言って

くれていた。

緊張するのは、いつものことだがあんな不安は初めてだった。

このスヌちゃんを、忘れてきたらどうしよう・・・・どこかにおいてきてしま

ったら、迷子にしてしまったらどうしよう。


かばんの中に入れてしまうのは、簡単なことだった。でも私はそうした

くなかった。

できなかった。自分の膝の上に乗せておきたかったのだ。周りの目な

んてどうでもいい。娘との旅行でも、こんなに不安になったことはな

い。

飛行場から夫に電話を掛けた。とっても不安だということ。

行きたくないわけではない、ただ不安なのだ。

夫はいった。「行くだけ行ってどうしてもだめだったら、観光でもしてく

るといい。

森田さんも、いろんなクライエントさんをしってるんだから、心配しなく

ても大丈夫だよ。」そういった。


その言葉に背中を押されて飛行機に乗った。

飛行機に乗ったとたん、私は母になっていた。この子をちゃんと森田

さんのところに連れて行かなくてはという、気持ちになっていた。さっき

までの不安はもしかしたら、おねえちゃんの気持ちだったのかな?ふ

と、そう思った。


 次の日、スヌーピーと共におねえちゃんとあう。

前回と同じように暗い階段を下りて、扉を開ける。今回は植物園のよ

うなところだった。楽しかったころの小学生の時、通った学校の中にあ

ったような・・・・・・そこでよくかくれんぼをしたっけ。

今回のおねえちゃんは、木の陰に隠れていた。まるで見つけて欲しい

かのようにちらちら、顔を出す。しばらくそうやって遊んでいたように思

う。

私は、「みんなが待っているから、一緒に帰ろう?」といった。

このときの記憶はあまりない。連れて帰りたい気持ちが強くて、ほか

のことが記憶にないのだ。


 ゆったりとしたゆりさんの声が聞こえた。「kasumiさんは、一緒に帰

りたいって言ってるけどおねえちゃんはどうしたい?kasumiさんからも

聞いてみて?」

すると「怖い人いない?怒鳴ったりしない?」と聞く。「ときどき、大きな

声でお話するおじさんはいるけど、そういう時は、まあちゃんが助けて

くれるよ。」と答えた。「まあちゃんは、おねえちゃんが来るの待ってる

よ。」と、言いながら手を伸ばした。

 

ためらいながら、すっとそばに来た。私は娘を抱きかかえる時と同じよ

うにした。

すごく軽い。小さい、やせているそう感じた。

小さいおねえちゃんを抱きながら、外に出る階段を上った。外に出た

おねえちゃんは、ホッとしたように笑った。私もものすごくホッとした。

その間中、スヌーピーは涙でグジャグジャになっていた。

ゆりさんは、いった。「おねえちゃんはこれから、かすみさんのお家に

行くんだよ。みんな待っているんだって・・・・よかったね。なにかあった

ら、まあちゃんが助けてくれるって、言ってるよ。これからは、楽しいこ

ともうれしいこともたくさんあるからね。もう、一人で我慢しなくても大

丈夫だよ。」
私は、これからどんな世界が待っているのか、少し怖いような気がしその時はとても嬉しい。(笑)

た。
自分自身どんな変化があるのだろうか・・・・

次にゆりさんへ書いた手紙にその変化が書いてある。
そう。そのまあちゃんはとても受け止める力がとても大きい。

なんでも、そのまま受け止める。

そして、優しい。

私と、おねえちゃんの顔を見分ける。

「おねえちゃんが辛いんだね。」といって頭をポンポンなでたり、

(..、)ヾ(^^ )ヨシヨシしたりする。

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