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虐待を生きて~kasumi&michieのキルティング人生と快復~

虐待の連鎖を切る手助けをしたい。。 これからは、一緒に歩いていこうね。 2010年私なりの終止符うちました。 新しい道はどんな道??

   
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おねえちゃんに居心地を聞く(面接)

 夫が、次回のカウンセリングの時に、「おねえちゃんに居心地はどうかって聞いて

きて」という。それを前回の面接の時にゆりさんに伝えると、「じゃあきいてみよう

か?」と言った。ゆりさんは「だれがきくのがいちばんかなぁ・・・・」としばらく唸ってか

ら、「やっぱりkasumiさんが聞いたほうがいいかな。」といった。


いつもの呼吸から入り、「今どこに居ますか?」とゆりさんの声。

 原っぱが見える。草の上におねえちゃん、私、娘、夫の順に寝転がっている。

おねえちゃんがふざけて、私に向かって横に転がってくる。そして私もおねえちゃん

と一緒に娘のほうへ転がる。娘はキャーキャーいいながら、団子みたいになった私

たちの中に入りながら、夫のほうへゴロンゴロンと転がる。そんなことをしばらくしな

がら遊ぶ。そして本題に入る。ゆりさんが「kasumiさんのおうちの居心地はどうかっ

て聞きたいんだって・・・・kasumiさん、おねえちゃんに聞いてくれる?」

 私は、半分緊張しながら、聞いた。

「お家に来て、どう?」う~んと、笑いながら「ときどき怖いおじさんがいる。」と答え

た。

ゆりさんが、「そんなときはどうしてるのか聞いてみて?」と言うので聞いてみた。

答えは、「まあちゃんの後ろに隠れるの。まあちゃんは助けてくれるから。」

ゆりさんが、「助けてくれる人がいてよかったね。今までは一人だったもんね。」

夫は、「おねえちゃんに自分に何かしてもらいたいことがあったら教えて欲しい。」と

も言っていたのでそのことも聞いてみた。

「あのね、肩車と抱っことおんぶ、まあちゃんみたいに・・・・・」そういった。

「あと、おおきな木のところでゴロゴロしたい。」

ああ、そうだ。私には小さい頃そういう家族の団欒はなかったっけ・・・・・

あたりまえのことだけれど、10歳の私そのものなんだ・・・・・そう気づいたのはずい

ぶん後になってからだった。おねえちゃんに会うためにトランス状態になるために

は、結構神経を集中させる。


体力のない私は、ホテルに帰ると必ず寝てしまう。もちろんゆりさんはもっと、大変

だろうと思うのだ。自分のことでいっぱいいっぱいなのでそれに気がついたのは、

最近のことだ。

 
 2003年6月に森田ゆりさんが関わっている団体のイベントがあった。戦争のこと、

人権のこと、子どもの虐待のこと、いろんなことに関係している人がいた。
 
 その中でとても勇気のある人にであった。男性のサバイバー(性虐待の被害者)

で自助グループを作って頑張っているという報告だった。

おもわず、声をかけて話をした。

まるで、昔から知っているような感じで話ができた。

私も、元気になったらこんなふうに頑張りたい。そんな勇気をくれた。

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